RPA技術者検定(エキスパート)に合格しました
ご報告
RPA技術者検定(エキスパート)に無事合格しました。
絶対落ちたと思っておりました。
報奨金GETです。ありがとうございます。
またしても落ちた落ちた詐欺になり、上司に会わせる顔がありません。
折角合格しましたし、この受験が素敵な思い出になる前に、
この資格取得までに苦労した点を挙げておこうと思います。備忘録的な感じです。
いや...RPA技術者検定ってなに?
っていう人は下記リンクを見てください。
RPA技術者検定は、RPAツールのひとつ「WinActor」の資格試験です。
このRPA技術者検定は、「アソシエイト」「エキスパート」の2つのレベルの試験があり、「アソシエイト」は選択式、「エキスパート」は実際にシナリオを作成する実戦形式で行われます。
RPA技術者検定HP:http://watest.jp/
「アソシエイト」は元々ITの素養がある方でしたらちょっとツールをぽちぽちすれば速攻合格できる感じの内容ですが、
「エキスパート」は段違いでむずいです。ちょっと触ったことある、シナリオ作ったことある程度では間違いなく合格できません。
シナリオ作成の経験を多く積んで、ツールに習熟していないと、時間の勝負であるこの試験ではまず通用しないと思いました。反省の意味を込めて。
受験にあたって勉強したこと
・WinActor公式の過去問(電子書籍)
以上。
これにはやむを得ない理由があり、
自分は、受験すると決めたときにWinActorに触れる環境を持っていませんでした。
WinActorは、個人で入手するのは金銭的にも手間的にも非常に難しく、
電子書籍の過去問を眺めて「あーこんなんやったなー」と思いをはせることしかできなかったわけです。
だいたいの受験者はWinActor関連のプロジェクトで触れる環境がある人だと思います。
受験する身としては大変状況が不利なわけです。
ただ、その中でもやれることはあり、
①バージョン違いでのUI・ライブラリの変更点
②ツールの操作対象アプリケーションの機能等確認
③記憶をたどって操作があいまいなライブラリの使い方を復習しておく
のおおまかに3つはあると思います。
①バージョン違いでのUI・ライブラリの変更点
いま使用しているWinActorのバージョンは何ですか?
試験の受験環境と一致していれば問題ありませんのでこの項目は終了です。
お疲れさまでした。
しかし一致していなかったみんな~~~!ちょっとやばいかも!
特にあなたが使用しているWinActorのバージョンが受験環境より古い場合、
バージョンアップで何が変わったのかどう把握できますか?
WinActorのバージョンアップについては、
ネット上の資料がほかのツールと比較して非常に少ないため、
その環境を環境を触る機会がないと、具体的に何が変わったのか事前に把握できず、
本番で該当のライブラリがないと焦ることになる可能性が非常に高いです。
せめて検索して、バージョン間でのライブラリ・操作感の差異はできるだけ把握しましょう。(ただ、検索しても情報が全然ない。WinActorを使うデメリットの1つです)
バージョンアップに伴ってライブラリの統廃合が発生するため、
使用したいライブラリが存在しない場合は似た機能に統合されている可能性が高いです。
②ツールの操作対象アプリケーションの機能等確認
WinActorは、ほかのアプリケーションの操作を自動化するツールですから、
操作対象のアプリケーションにも、ある程度習熟している必要があります。
ただ、基本的な操作はすべて網羅している!と言えますか?
Excelのリボンの操作方法、ショートカットコマンド、ファイルの移動方法、
メモ帳へ1行ずつ追記していく方法、Wordのブックマーク機能...
本当に基礎的な機能の確認でよいので、どのような機能か、WinActorではどのライブラリを用いるかをあらためて確認しておいたほうがいいです。
自分はこれをおろそかにした結果、
大問1つ全く手が付けられず、20点ぶん全て落としました。ワロタ。
③記憶をたどって操作があいまいなライブラリの使い方を復習しておく
「な~~~~んかこの機能の使い方、この前先輩に教えてもらったけど忘れちゃった~~~~~~~~~~」って覚えがあるみんな~~~~~!!!!!
土下座してもう一度教えてもらおう!!!!いまのうちだ!!
なんかあいまいだった記憶なものほど本番で出るぞ~~~!!!!
自分は先輩に教えてもらった機能の使い方ド忘れして5点落としました!!!!!
先輩ごめんなさい~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
・受験時に気を付けたいこと
最後に、ちょっとだけ頭の片隅に置いておいてほしいことです。
①シナリオ作成時のフォルダ構成を頭に入れておくこと
作成したシナリオや、シナリオ実行時に必要なファイルを格納するフォルダは、
最初から作成してあります。
このフォルダ構成、事前に確認しておかないと混乱する可能性があるので、
よく確認して頭に入れておきましょう。
勿論、全部記憶する必要はありません。
ただ、
- 作成したシナリオを格納するフォルダ、バックアップファイルがあるフォルダを混同しないこと
- シナリオ実行時に使用するファイルを移動するときは、どのディレクトリに移動するのか整理しておくこと
は、最低限把握しましょう。いわれなくてもわかっとるわって感じですよね。
自分はめちゃくちゃ混乱して吐きそうになっちゃったので、一応...
②シナリオ修正の問題から手を付ける
これ本当に大事だと思います。
自分の周りで合格した人全員言ってましたし、自分も本当にそう思います。
ご存じだと思いますが、
この試験は大問4~5題、各大問につき4問程度の小問があります。
絶対に時間は足りないです。120分では間違いなく終わらないです。
そこで、「シナリオ作成」「シナリオ修正」の2パターンの出題のうち、
「シナリオ修正」のほうから手を付けるのが定石です。
獲得できるであろう点数に比較して、時間や労力が少なくて済むからです。
1問目からすぐ取り掛からず、まず大問ごとの問題構成を確認してください。
③最後に。VBSは使えません。
もう一度言います。VBSは使えません。
日ごろ、WinActorのライブラリでかゆいところに手が届かず、
VBSを活用している方は多くいらっしゃると思います。
ただし試験本番では使えないので、代用できるライブラリを使ってください。